略歴・近影

井上史雄

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東京外国語大学名誉教授。明海大学名誉教授。

 昭和17(1942)年山形県生。 昭和46(1971)年 東京大学大学院言語学博士課程修了。 東京大学文学部助手、北海道大学文学部助教授、東京外国語大学助教授、 東京外国語大学教授、明海大学教授、国立国語研究所時空間変異研究系客員教授。専門は、社会言語学・方言学。 昭和62(1987)年2月第一三回金田一京助博士記念賞を受賞。NHK放送用語委員。 博士(文学)。

 著書に、 『言葉づかい新風景(敬語・方言)』(秋山書店1989/10)、『方言学の新地平』(明治書院1994/5)、 『日本語ウォッチング』(岩波新書1998/1)、『敬語はこわくない―最新用例と基礎知識』(講談社現代新書1999/5)、 『日本語の値段』(大修館2000/9)、『計量的方言区画』(明治書院2001/3)、 『日本語は生き残れるか―経済言語学の視点から』(PHP新書2001/8)、『辞典〈新しい日本語〉』(東洋書林2002/5,鑓水兼貴と共筆)、 『日本語は年速一キロで動く』(講談社現代新書2003/7)、『変わる方言 動く標準語』(筑摩書房2007/2)、 『社会方言学論考―新方言の基盤』(明治書院2008/5)、『経済言語学論考―言語・方言・敬語の値打ち』(明治書院2011/12)、 『ことばの散歩道』(明治書院2013/9)、『新・敬語論 なぜ「乱れる」のか』(NHK出版新書2017/1)、『敬語は変わる (大規模調査からわかる百年の動き)』(大修館書店2017/8,編著) 等がある。

 研究テーマとして、現代の「新方言」、方言イメージ、言語の市場価値などに興味を持ち、 趣味と実益を兼ねて調査旅行で各地を回っている。また各種アンケート調査を手がけている。